
脳科学×AIモデルで人間の感性に迫る、
革新的なソリューション開発基盤
人間は1人ひとり異なる感性を持ち、同じ商品やサービスに対する反応もさまざまです。感性は、「人間らしさ」を表すものとして、人間社会や文化の基本的な要素と考えられてきました。
この感性のメカニズムを脳科学によって解明し、実用的なサービスとして活用するために、NTTデータでは、産学連携※1で、脳情報通信技術の研究開発を行い、感性を通した価値体験を提供する幅広い企業に対して、コンテンツ、広告、製品の最適化といった革新的なソリューションを開発できる基盤技術「NeuroAI」※2※3を構築しました。
※1 NTTデータ経営研究所および国立研究開発法人情報通信研究機構と連携し「脳情報通信ラボ」を設置しています。詳細はこちら。
※2「NeuroAI」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
※3 米国の人工知能学会(AAAI-20)にて「NeuroAI」基盤技術の論文が採択されました。詳細はこちら。

CONCEPT
MOVIEコンセプトムービー
NeuroAI’sFUNCTIONNeuroAIができること
企業の課題に対して最適なソリューションを提案しコグニティブ市場を切り拓く
NTTデータは、「NeuroAI」の基盤技術を発展させ、ヒューマンデータの活用をリードしていくことで、生活者の多様な個性を尊重した社会づくりへとつなげていくことを目指しています。
例えば、マーケティングに活用することで、従来の「マス」から更に「個」として消費者を理解し、1人ひとりに最適化された商品やサービスを展開することができるようになると考えています。


動画広告視聴時の脳情報のシミュレーション結果から、広告クリエイティブの特徴を定量化することで、広告マーケティングの効果予測を行います。さらに、多量なクリエイティブシミュレーションにより改善支援や企画支援まで可能になります。
D-Plannerにより動画広告のシーンごとの知覚・印象内容を解読し、広告動画視聴時の消費者の意識・無意識の反応を名詞(認知対象)、動詞(認知動作)、形容詞(印象)で表現できます。
INTRODUCTION
RESULTS導入実績
NeuroAIの仮想脳モデルの活用により、Twitter動画広告の効果向上に成功
- Twitter Japan様、NewsTV様
動画広告とTwitter上の広告効果データを元に「仮想脳モデル」を構築しました。従来の標準的な動画広告に比べ再生率23.6%、いいね・リツイート率は35.3%効果向上を確認できました。
詳しくみるNeuroAIで音楽トレンドを可視化し、ヒットソングの予測に成功
- Billboard JAPAN様
楽曲の脳情報化により、ヒットソングの特徴の可視化や未来の音楽トレンド予測の技術開発に成功しました。
詳しくみるNeuroAIを使ったCM好感度予測モデルのサービス化
- CM総合研究所様
テレビCMの好感度調査結果を元に、NeuroAIを活用し、脳活動による秒単位の好感度予測を可能としました。CM総合研究所様よりMnaviとしてサービスを提供しています。
詳しくみるゲッティイメージズとAIが選ぶ「今年の1枚」を発表
- ゲッティイメージズ ジャパン株式会社様、NTTデータ
作品を見る人の脳活動予測から得られた情報(知覚解読結果)と、各テーマのキーワードに近い意味合いを持つ作品を選定しました。
詳しくみるテレビショッピング番組の制作に人工知能を活用し、
効果を確認
- キューサイ様
テレビショッピング番組の内容からお客さまの問い合わせ電話数を予測する技術開発に取り組み、
お客さまからの電話数増加に成功しました。
WHAT’s NEWニュース
ゲームプレイによる心理変化を計測、デジタル治療への活用を目指す
詳しくみる応用脳科学コンソーシアムが産学連携による脳科学とAIの融合研究を開始
NTTデータが、脳モデル開発ユニットに参加
株式会社メディアシークが「ブレインテック カオスマップ2020」を公開。
NeuroAIは、「ニューロマーケティング」と「エンタメ・コンテンツ」の2分野に掲載。
米国の人工知能学会(AAAI)にて「NeuroAI®」基盤技術の論文が採択
詳しくみる最先端技術で消費者感性を予測
詳しくみる「脳科学×AI」で人間の感性に迫る
詳しくみるNTTデータグループによる脳情報通信技術分野の産学共創プロジェクト「脳情報通信ラボ」を始動
詳しくみるFAQよくあるご質問
NeuroAIはどのようにして作られたのですか?
2015年から、NTTデータ経営研究所および国立研究開発法人情報通信研究機構と連携して、fMRI※1で映像視聴者の脳活動データをとりため、映像の特徴と脳活動と言語特徴空間※2の関係を元にAI技術を用いて、脳活動予測モデルを開発しました。
※1 fMRI(functional Magnetic Resonance Imaging:機能的磁気共鳴画像法):脳活動を数ミリ角の解像度で3次元計測する測定方法
※2 動画のシーン記述文章を自然言語モデル(言語特徴ベクター)で表現したもの
NeuroAIを使ってどんなことができますか?
映像視聴中の脳活動を予測し、映像に対して人が知覚した内容(認知対象、認知動作、印象)を言葉(単語)と数値で予測することができるので、広告動画の意図が消費者に伝わっているか、どの動画がより強い印象を与えるか、クリエイティブの質の比較検証ができるので、動画や写真といった様々なコンテンツの企画や制作の業務に活用することができます。
NeuroAIの脳活動撮像者について教えてください。
一般生活者20代~60代の男女の被験者にご協力いただいています。
日本人の平均的な感性や行動を予測をする上で、統計的な有意差が得られる被験者数を算出・検証して予測モデルを構築しています。
他のニューロマーケティングサービスとの違いはなんですか?
NeuroAIでは、fMRIにて撮像した血流量変化を秒単位で脳活動として捉え、脳深部の活動までを捕捉した脳活動予測モデルを構築しています。また、脳活動をfMRIで撮像することなく、コンピュータ上で予測を行い、映像に起因する行動予測結果も即時に出力することができます。
EEGによる脳波計測の場合は、簡易な計測機器で脳表面の脳波を高い時間分解能で計測できますが、ノイズもあり大量の試行回数での測定と検証が必要になります。